◆ 光干渉断層計( 略してOCT )について

当院では、この度 米国オプトビュー社の光干渉断層計( 略してOCT )を導入いたしました。
OCTは近赤外光を利用して網膜の断層面を高速かつ高解像で撮影できます。
黄斑部疾患や緑内障などの検出、早期発見、経過観察を「三次元画像」で行える画期的な診断装置です。
■ 網膜の検査 ■
今までは、眼底検査で眼底を診ただけでは「網膜の表面」のことしか分かりませんでした。網膜の下で新生血管が発生したとかむくみが生じていても、血管造影をしなければ、判定できませんでした。 そのたびに大きな病院にご紹介せざるを得ず、患者様に大きな負担をおかけしておりました。
今後はこの装置のお陰で、数分でこれらの所見を把握することが出来るようになりました。
■ 緑内障早期発見 ■
日本人に多いとされている「緑内障」ですが、視野に異常が出る病気です。この視野に異常が出る前の時点で、「網膜の神経繊維層」に異常が出てくることが近年分かってきました。
今回当院で導入いたしましたオプトビュー社製のOCTは、この「網膜神経繊維の厚さ」を数分で測定することが出来ますので、緑内障解析におきましてはとっても優れております。将来緑内障になりそうかどうかを早期発見できることになります。
緑内障では、「視野検査」という検査を定期的にするのですが、このOCTと組み合わせることにより、より正確にその病態を追っていくことが出来るようになりました。
視野検査と違って、明るいお部屋で短時間に検査できますので、予約も必要なく、とても便利です。
また、視野検査は「自覚的検査」です。その日の患者さんの健康状態に左右されがちです。 一方OCTは「他覚的検査」ですので、患者さんの状態に左右されにくく、より客観的な病態を把握できる検査です。
以上、これからの眼科は、OCT無くしてはやってはいけない時代が来たと実感しております。
当院もOCTを使って今まで以上に皆様の目の健康を守らせて頂くことに精を出させて頂きたいと思います。

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